「あれ。ハボ、何食べてんだ?」 職場に戻ったハボックはブレダに聞かれた 「あぁ、飴」 「飴だ〜?なんだ禁煙することになったのか?まぁ煙草臭い男なんてもてないかもな」 「うるせ 大将からもらったんだよ」 そう言ってドカっと椅子に座る 「エドから?それは・・・」 ブレダは片眉あげて言いとどまった 続きを言おうとしないブレダにハボックは なんだよ と目で訴える 「いや・・・それってたしか・・・大佐がエドにあげたものなんじゃ・・」 ハボックは驚きのあまり飴を噛み砕いてしまった 「大佐がエドに”この飴を見て私を思い出したまえ”とか言ってたな」 噛み砕いた飴が気管に入ってしまいハボックはゲホゲホと咳をした 「ほら、その飴って青かっただろ?んで、”私の軍服みたいだろう?”って言ってた」 「恥ずかしくないのか、あの人は・・・」 「1個だけしかあげてなかったから ハボが食べてるのが それなんじゃないか?」 言われたとたん嫌な考えが頭を過ぎる あの嫉妬深い男が知ってしまえば ほぼ間違いなく残業をくらってしまうだろう その程度ではないかもしれない 良くて 「残業だろうな」 思っていたことがわかったのか横からつっこんだブレダに 「・・・ブレダ・・・わかってるだろ?」 「あーあー、言わねーよ。ただし貸しだぞ」 「あぁ、なんだってやってやるよ・・・」 手をギュッと握りガッツポーズを作るハボックにブレダは 「でも 大佐があげたこと知ってるの俺だけじゃねーぞ」 ハボックはげっそりと振り向く 「・・・何人いるんだ・・・」 「えーっと、フェリーにファルマンとエドで・・・3人だ あえて言うなら3人と1匹」 「1匹・・・ブラハか。・・・そのとき中尉はいなかったのか?」 ブラックハヤテ号がいるなら彼女もいるはずだ 疑問に思って聞いてみる 「中尉は大佐を探してて 俺らがブラハの相手してたのよ」 中尉が大佐を探すのは、大佐がサボったときだけだ 納得したハボックは立ち上がる 「おい、どこ行くんだ?」 「2人を探してくる」 「んじゃ俺は仕事してるわ。あとフェリーとファルマンは休憩室にいたぞ」 「おう。サンキュ」 ハボックは礼を言って部屋から出て行った 「えっ。エドワード君 ハボック少尉にあげちゃったんですか?」 驚いてハボックに聞いてくる ハボックは そうなんだ と頷いて返事をした 「それで、ハボック少尉はそれを食べてしまった。と・・・」 その質問にまた頷いて答える 「少尉・・・残業ですかね・・・」 「そうなんだ。つーか それだけで済めばいいが、あの人のことだ。良けりゃ残業、悪けりゃ消し炭だ」 それはさすがにないんじゃ・・とフェリーは困惑したままの顔で言う 「つーわけで、フェリー。黙っててくれねぇか?」 「わかりました。部下が死んでしまったら大佐もつらいでしょうから」 なにげに残酷なことを言うフェリーにハボックの顔は引きつった 「あとはファルマンだな・・・どこいったか知らねー?」 「ファルマン准尉ならトイレに行きましたよ そろそろ戻ってくるんじゃないでしょうか・・・」 「そうか、戻ったら伝えてくれ」 扉に手をかけて出ようとしたが 先に扉が開く 「おや、ハボック少尉。休憩ですか」 ファルマンが顔を覗かせて 「さきほど 大佐が呼んでましたよ」 ハボックの顔が青ざめる 「あれ?ファルマン准尉、執務室に寄ってたんですか?」 「いえ、トイレからもどるときに会って話をしてたんですよ」 「ファルマン・・・念のため聞いとく・・・大佐に何を話した?」 「エドワード君に 大佐からもらった飴はおいしかったか聞きましたが」 「「聞きましたが?」」 フェリーとハボックが声を合わせて聞く 「エドワードくんが、 ”あっ・・ハボック少尉にあげちまった” と」 ハボックは項垂れた 「それで大佐が ”ハボックめ・・あとで燃やしてやる” と」 呼ばれた理由が分かって頭を抱える 「でも、 ”なっ・・!ハボック少尉にあげたのは俺なんだから関係ないだろ!” ”えっ!” ”では ハボックは処分と残業だな” ”・・・!!!大佐、今日行ってやるからさ。少尉のは見逃してやってよ” と言ってましたよ」 「「で?」」 また声が被った 「嬉しそうに”いいだろう”と。」 「助かったッ!!」 「エドワード君 うまいように乗せられちゃったんですね・・・」 「あぁ・・・あとで大将に礼言うか・・」 「そのまえに、ハボック少尉、大佐が呼んでましたよ」 「おぉそうだった。大佐はどこにいるんだ?」 中尉に怒られていたのにエドワードと一緒にいるのが疑問に思った 「中尉曰く、ハクロ将軍が錬金術関係の書類を纏めろと命じられたらしいぜ」 開いた扉から出てきたのはブレダだった 「あれ、お前仕事じゃ・・」 「そんなの、気になってはかどらねーよ」 「お前・・・楽しがってるだろう・・・」 「あたりまえだ。危ない橋渡ってる奴見るほど楽しいことはないぞ」 「うるせ。それで?大佐と大将は資料室にいるんだな?」 ブレダとファルマンは頷く 「んじゃ、行ってくるわ」 扉を開けてハボックは2人の錬金術師がいる資料室に軽い足取りで向かった |
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コメント
ふぉ。なんだロイとエドの絡みがない・・!
次こそは!
あーエロ書いてみたいなぁ・・(ぇ