枯れればいい、この声が

全て枯れればいい この思いも

花が枯れるように、自然と この思いも枯れるだろう

水を与えなければいい 一滴も与えず

会わなければいい もう二度と

願う前に、会うことは無いけれど






似すぎているこの世界で






「おかえりなさい。エドワードさん」
「ただいま。ハイデリヒ」

ハイデリヒは今帰ってきたエドワードに近寄る

エドワードは薄茶色のコートを着たまま自分の寝室に入る ハイデリヒも入ってきた

「エドワードさん、また図書館へ言ってたんですか?」
「あたりまえだろ?もう少しでここの理論が組み立つんだ」

机に向かったまま応えるエドワードの背中を見つめながら

「・・・・無理、しないでくださいね」

集中しはじめた エドワードの耳には届かない
ハイデリヒは部屋から出ると 閉まった扉に向かって

「おやすみなさい、エドワードさん」
誰にも聞こえない声で囁いた




リビングに入ると香ばしいコーヒーの匂いが鼻をついた

「おはよう ハイデリヒ」

挨拶をしてきた人物はコーヒーを飲んでいた

「おはようございます」

髪を高い位置で纏めているエドワードにハイデリヒは
「エドワードさん、今日は前言っていた講師が講演を開きますよ」

エドワードはコーヒーが入っていたカップを置くと
「まじで?俺そいつの講演聞いてみたかったんだよなー。名前なんていったっけ?」
「マージ・オルサビア・ネオルさんという方です」
「長ったらしい名前だから忘れるなー」

エドワードは苦笑しながらまたコーヒーカップを口へと運ぶ

「有名な方ですよ!つい最近ですけどロケット工学の理論を組み立てられたと・・・行くでしょう?講演」
「当然」
カップを置くとエドワードは不敵な笑みを浮かべた



「おはようございますハークス教授」

「おはよう」
ハイデリヒが挨拶した背の高い白髪の老人は自分達が習っている講師だ

「おや、今日はエドワードもいるのかね」
「コンニチハ」
エドワードはペコっと頭を下げた

「君の頭に私は何も教えることはできないからね。目的は今日の講演だろう?」

前までエドワードは目の前にいる老人の講演を聞きに来ていたのだ
国家錬金術師だったエドワードにとって老人の講演は退屈しのぎになるまで時間はかからなかった

「そ。前から気になってたんでだよね」
「エドワードさん、敬語 忘れないでくださいね」

横からハイデリヒが注意する

「スミマセン」
ハイデリヒ怒らすと怖いんだよなー・・・アルみたいで・・・

「ハークス教授、ネオルさんの講演は何時からなんですか?」

「10時からだよ。まだ2時間余裕があるから自由にしてなさい」

2時間あるなら、昨晩できなかった理論を組みたてれるかもしれない

エドワードは 腕時計を見ている教授に向かって口を開く
ハークス教授がそれよりも早く口を開いた

「エドワードはどうするかね?資料室で調べ物もいいが、君は集中すると周りの音が聞こえなくなるだろう」

自分が考えていたことを言い当てられて ばつが悪い顔をする

「・・・ハイデリヒ、・・・頼む・・」

「嫌ですよ。エドワードさんは僕でも気づいてくれないんですから」

「うっ・・・」

ハイデリヒの即答にエドは更に 顔を曇らせる

「それに、昨日の夜もう寝るように と部屋に入ったらお腹出して寝ているし」
「なっ・・!ハイデリヒ!それは関係ないだろ!」
「あります。風邪をひいたら誰が看病すると思ってるんですか!」
「看病しなくていーし!」「移されて寝込んだら 単位落とされるんですよ!」

ギャーギャーと始まった討論にハークス教授が痺れを切らし怒鳴った

「こら!うるさいぞ!講演をするまで自由にしていいが、くれぐれも 喚くでないぞ!」
「それからエドワード、第二資料室の鍵を渡しておく。」

渡された鍵は銀色で赤い紐が括られていた

鍵を手にとると 顔が緩んでいく
「やった!教授さんきゅー!」
「エドワードさん!敬語!」

ハイデリヒの注意を聞かずエドワードは第二倉庫へと走っていった




Back or  Next



コメント

あーあーあーやっちゃった・・・・orz
ミュンヘンですよ!
けど世界観が矛盾だらけになる予定(まて
そして短い・・・orz
マージ・オルサビア・ネオルさんって誰よ!
って方多いよね!?
勘のいい方は気づいたかな?
そう。。あの方ですよ(誰
雨の日は無能の方ですよ
名前とかどうやって決めたかも忘れた(´∀`)
てきとーに、ソレらしいのを繋げただけだったり(ぇ