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サラサラ サラサラ
雪は降る
巡る季節 変わらない思い
どれもが 綺麗だと
言ったあなたの顔が忘れられない
サラサラ サラサラ
私を残して 雪は降る
似すぎているこの世界で
「・・・教授?」
自分は暫く来ていなかったので新しい教授が入ったのか
「そう。今日は講演をするのでね。足りない資料を探しに来たのだよ。」
もしかして
「マー・・なんとかネオル?」
名前を覚えきれなかった自分に嫌気が刺す
「マージ・オルサビア・ネオルだよ。・・・ちゃんと覚えてもらいたいのだが・・」
ネオルは少し眉を下げて苦笑している
「失礼。ずっと来てなかったもんだからさ、新しく入った教授とか生徒は知らないんだ。」
「そうか。で、なぜ今日は来たんだい?」
「今日、あんた講演するんだろ?気になってたから見に来たんだ。それと、これの続きかな。」
エドワードは自分の持っていた資料をヒラヒラさせた
昨夜仕上がらなかった自分の理論だ
「興味を持ってくれるのは嬉しいね。・・・その理論を見せてくれないか?」
「・・・どーぞ。」
なんだか恥ずかしくなって俺はネオルに束ねた紙を渡し、資料を探し始めた
30分経っただろうか
本棚を背にして読んでいたが、いい加減この体勢は疲れてきた
少し寒くなってきたのもあるのか集中力が途切れる
近くにある小さい窓から外を覗くと チラチラと雪が降っていた
どうりで寒いわけだ
機械鎧を付けていないのに間接部が少し痛む
右肩を抑えながら読んでいた本を本棚に戻し、違う棚へと体を動かした
ネオルの方に視線を向けると、まだ自分の書いた物を読んでいる
「おい、あんた。資料探さなくていいのかよ。」
「あ・・ああ。なかなか面白い理論だったから、つい読み耽ってしまった。」
笑いながら紙を俺に渡す
その笑い顔がどうしても あの人と重なる
「一つ聞いても?」
ぼーっとしていた俺は急いで応えた
「あ・・ああ」
「私は誰かに似ているのかね?」
ネオルは本棚の本を取りながら質問をした
俺はその質問に体を堅くする
応えない俺をいぶかしんで振り返る
「大丈夫か?顔色があまり良くないが」
「あんたは、俺の知り合いに似てるんだ。それだけだ」
ネオルが喋り終わる前に応える。睨みつけながら、
それを見た男は少し驚いて目を見開いている。
「・・ちょっと外、行ってくる」
沈黙が続いている部屋に居心地が悪くなったエドワードは我慢できず、その部屋から出て行った
ネオルは何か気に障ったことでも言ったのか雪が降る外を見つめ、考え込んだ
走ってきたエドワードの息が弾む
「忘れろ。忘れろ。」
壁にもたれて空を見上げる 白い息を出しながら
雪が降る サラサラと
季節は巡る 枯れない思い
雪のように、サラサラと
「頼むから、俺の中に入ってくるな・・」
頬を伝って流れ落ちた涙は雪に溶け込む
「大佐・・・」
堪えきれなくなって しゃがみこむ
どれもが綺麗だと
あなたの声が聞こえた気がした
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コメント
うへあ。もう何も言えない・・・orz
長くなりそうだから
章で区切ろう・・・うん。
ここまで読んでくれてる方
なんかもう、すごい
ありがとうございます・・・(いろんな意味で
2006.1.11
ちょこっと修正
2006.1.14
修正