風が吹くままに 枯葉が舞う 夕暮れの空に飛び立った枯葉はやがて堕ち また風に吹かれて紅蓮の焔のように飛び上がる どこまで飛ぶのだろうか 風は気まぐれで枯葉はひたむきで まるで私達みたいだね 気まぐれな私は ひたむきな君が羨ましくて いつも憧れていた 赤、黄、緋どの葉を見ても そう 思い出すのは君のことだけ 宇宙の広さを示すとき、人は何で測るのだろう 「エドワードさん。」 扉のむこうには、笑った顔のハイデリヒとハークス教授らしき服の袖 笑っているのに、背負っている雰囲気はいつもとは違う。 部屋に入ってきたハイデリヒに素っ気無く返す。 「・・・・何」 「何!?わかってるでしょう!?なんでネオルさんが倒れてるんですか!」 ネオルの頬は赤く腫れていた。 自分のしてしまったことに後悔しつつも、ネオルの顔を見て言い分けをしたくなる。 「うっ・・・だってコイツ俺のこと16歳なんて言うんだぜ!?」 「関係ありませんよ!むやみに人を殴っていいとでも!?」 「そんなこと思ってねぇよ!不可抗力だったんだ!!」 「なんですかそれ!理由になりませんよ!」 ヒートアップしてきた諍いを止めたのは頭痛だった。しかも外部からの。 ハイデリヒに殴られたと思ったが、そのハイデリヒも頭を押さえてしゃがみ込んでいる。 次に聞こえたのは罵声 「いいかげんにしないか!喚くなと言っただろ!」 ハークス教授はネオルに向き直り、 「小僧、いつまでそこで寝てるつもりだ。」 完全にのびていたと思っていたネオルにしゃべりかける。 エドワードとハイデリヒは顔を見合わせネオルを見つめた。 呼びかけに応じて身体を起き上がらせ、赤く腫れている頬を押さえて苦笑する。 「やっぱり騙せませんか。」 「騙そうとしたのか?すまんな。気づかなかった。」 素直に謝っているとは思えない。 どちらかというと皮肉に聞こえる。 「もう時間ですか?」 「そうだ。足りなかった資料は見つけれたか?」 「えぇ、見つかりましたよ。」 自分の論文を読んでいたのに探す時間なんかあったっけ とエドワードは考えるが、自分はこの部屋から1度外に出ている。 その時に探したのかもしれない。 そう結論をだしたが、次の言葉で脆くも崩れ去った。 「そこの18歳が書いた論文を使わせてもらいます。」 にっこりと、頬を押さえて。 「エドワードの?」 「エドワードと言うのか、いい名だね。」 は・・そう?そりゃどうも。ってちょっと待て。 さっきこいつは俺の論文を使うと言っていなかったか? いやいやハイデリヒのことかもしれないぞ。 でも持ってる紙の束は見覚えがあり、自分の物であることを証明させた 「はぁぁああ!?なんでアンタに使われなきゃならないんだよ!」 「殴らせてあげたんだから、これくらいはいいだろう。」 そう言ってネオルは自分の頬から手を離し、エドワードの論文をヒラヒラさせる 「まさか・・・あんた、わざと・・・・」 「そんなわけ無いだろう?私の顔に傷がつくと多くの御婦人が悲しむじゃないか。」 少しの沈黙と溜息が一つ ハークス教授の白い息が空気に浮かびすぐに消えた。 「エドワード、諦めろ。どう見てもお前の方が不利だ。」 「うっ・・・」 「そうですよエドワードさん。殴った代価を払わないと。」 ハイデリヒはエドワードに近づいて耳打ちした。 「等価交換。でしょ?」 ハイデリヒを見ると 優しく笑っている。 「・・・あぁそうだな。等価交換だ。」 せかいでいちばんすきなことば でも せかいでいちばんきらいなことば 「わかった。使っていいぜ。」 「ありがたく使わせてもらうよ。」 人は何かを得ようとするとき、同等の代価が必要となる。 錬金術の基本だ ここには錬金術はない。ましてや錬金術師なんて名乗る人なんて一生かかっても見つけられないだろう それでも、鋼の錬金術師、エドワード・エルリックは存在している。 誰に忘れられようとも、証拠が無くとも、エドワード自身が覚えているからだ。 「忘れるなんて、できない。」 アルのこと、ウィンリーのこと、ばっちゃん、中尉、少尉・・・・大佐 「え?」 ハイデリヒの疑問が混じった声に苦笑する 「なんでもない。思い出してただけだ。」 「・・・そうですか。」 ハイデリヒは心配そうな顔をしてエドワードを見つめる。 「で、講演まであと何分?」 ハイデリヒが思い出したように叫ぶ 「もう10分切ってますよ!!」 「言うの遅いって!」 「エドワードさんがトラブルを起こすからでしょう!?」 「お・・怒るより大事なことだってあるだろ!」 静まったはずの部屋にまた罵声が飛んだ。 「いい加減にしろ!ネオル、お前は先に行っとれ。私はこの二人を説教する。」 エドワードとハイデリヒは不満の声を洩らすがハークス教授に睨みつけられて口を噤む 「私の所為でもありますから、あまり怒らないであげてください。」 そう言い残して、ネオルは小走りで第二資料室を出て行った 扉が閉まる前にネオルと目があった 一瞬の間だったから見間違えたかもしれない 「 」 口が、そう動いた気がしたんだ アイツが俺を呼んでたときの呼び名だった そう動いた気がしたんだ |
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ハイデリヒがこんなに激しく怒ることは
アリエナイー<(´∀`)/ アリエナイー<(´∀\)ミ タハーッ(ノ∀`)ゝ
ですね。
年齢もわからないし。。。orz
公式に書いてたっけ・・?