SadU
| 執務室で自分の上官を待っていたエドワードは、 いきなり鳴った電話の音を聞いていた。 無言で音を聞いていたが、止む気配が無い 「取っていいのかな・・」 少し悩んで電話を見つめる 取って、知らない人だったら無言で切ろうか 偉い人だったら大佐の立場が悪くなりそうで、エドワードは迷った 迷っていても電話は鳴り続ける 思い切って取ってみた 「―ザザ・・―エド・・ワ―・・ザザ・・―・く―・・。」 広がるノイズ音 共に聞こえてきた補佐官の声だった 「中尉?どうしたの?」 「ごめんな―ザァ―ザ・・い。電波が悪いみ―・・い―・・ザッ」 「いいよ。どうしたの?」 ノイズ音がうるさい。とりあえず電波が悪いのを謝っているのは判った。 「先ほど事件が起きて、・・・一人死亡してしまったの。」 ちょうどノイズ音が止む 息を呑んだ俺に気づいたのか補佐官はもう一度謝った 「謝る事なんて・・・。で?なんか問題でもあったのか?」 続きを促すように聞くと 「・・・いいえ、問題は無いわ。けれど、大佐の様子が少し気になっただけで・・」 「大佐ぁ?・・・なんで?」 「・・・表情が無かったのよ。」 「・・・・・・・・・・・・?」 いまいち補佐官の言っている事がわからない 「なんて言ったら良いかしら・・・そう、いつもはサボる仕事進んでする。みたいな?」 「えぇ!?大佐が!?」 補佐官の口調にも驚いたが大佐の行動にも驚いた 補佐官はとりあえず伝える事ができてホッとしているようだ 「でもさ、表情が無いのとは関係なくない?」 「・・・・例え話よ。それほど様子が変ってことなの。」 「あぁ・・なるほど。」 中尉の例え話はわかりやすいな。と関心した。 「もうすぐそちらへ帰ってくるだろうから―ザザ―・・めてあげてね。」 「え?中尉?もっかい言って・・!」 言葉を伝える前に電話は切れてしまった。 肝心の所をノイズに邪魔された 「あぁ。くそ!聞こえなかったじゃんか・・!」 恨めしげに電話を睨みながら音を立てて置いた 「・・・とりあえず大佐待つか・・・」 溜息を出しながら吐いた言葉は、一人でいるせいか広く感じる部屋に木霊した |
|---|